デビュー

スーパーのおばあさんたちは、肌が綺麗だ。

プリプリしていた。

ある時共通点を知った。

ずっと気になっていた。

日野原先生ぐらいの肌のきめやかさだ。

100歳を過ぎていると言うのに凄い。

日野原先生はオリーブ油かなと考えた。

だから、毎朝オリーブかけて朝食だ。

いつも使ってるのは、大豆だけれど、

昨日薬局に行ったら馬油が陳列されていた。

じーとへたりこんで見てたら、

一本かっさらっていた人がおり、後ろ姿がロングの若者だった。これだ!

若者に背中を押され購入した。

初めて塗る馬油は油ぎっしゅで、

ひと指で顔全体が油ぎっしゅだ。

もう遅いかもしれんが、

毎朝塗るボディークリームは臭さの防止だが、

いつも使ってる匂いのは店頭からなくなって違うの買ってはいる。

同僚から二の腕を引っ張られ、

気持ちよいと言われれば、

単に脂肪の固まりだが、

肌が綺麗と言われれば嫌な気がしない。

ついでに別の同僚は、

背後からきて、
 
腹の肉を両サイドからポニョポニョし、

おはようと言い、

わたしに癒しを下さいと言う。

ちょっとだけ、腹部の贅肉がとれ、先日は、摘まみがいがないやろと言うと、つままなくなった。

脱線したが、顔には馬油を塗ることにした。

歳を重ねると乾燥するらしい。

紙を捲るとひっかからないのだ。だからハンドクリームだ。

だが、馬油アレルギーさえなければよいのだけれど、

なんとなく嫌な予感がしてならない。

続けられるかな?


無用の長物にならなきゃよいが。